株式会社サイダス（本社：東京都港区、代表取締役：松田 晋、以下 サイダス）は、2023年9月8日(金)、日本・ベトナムに拠点を持つグローバル企業の人材管理をよりスムーズにし、組織への人材定着率を向上させることを目指し、人材データプラットフォーム「CYDAS」のベトナム現地企業への提供を開始いたします。

提供開始に合わせ、ベトナム語版の「CYDAS」サービスサイトを公開いたしました。

ベトナム版「CYDAS」サービスサイト
https://www.cydas.com/vn/mbo/

ベトナム版「CYDAS」開発の背景

ベトナムは、キャリアアップ志向の若者が多く、目標に対して実直に取り組む人が多い国とも言われています。一方で、スキルアップにつながる職場やより良い労働環境を求めて転職をすることが多く、2019年には離職率は24%に上っています(※1)。

近年、離職率を低下させ、組織への定着率を向上させる効果があるとして、仕事に対して誇りややりがいを持ち、自ら主体的に考えて前向きに仕事に取り組む心理状態を表す「ワークエンゲージメント」という概念が注目されています。

ワークエンゲージメントを高めるためには、一人ひとりのキャリアビジョンの明確化と具体的な目標立て、1on1などを通じた継続的なフォロー、適切な評価・フィードバック、被評価者に対するフィードバックの納得度調査というプロセスを経て、調査をもとにした1on1で、上司・部下の評価に対する認識をすり合わせ、新たな目標への挑戦を促すという「目標管理循環サイクル」を回し続けていくことが大切であると我々は考えています。

人材データプラットフォーム「CYDAS」は、機能を組み合わせて、循環サイクルを回せるように設計されており、自然とワークエンゲージメントが高まる仕組みがあります。ベトナム版「CYDAS」は、日本版「CYDAS」のワークエンゲージメントを高める仕組みはそのままに、ベトナムの働き方・文化に合うように機能をカスタマイズ。目標管理のフォーマットも搭載しているため、導入後すぐにご利用いただけます。すでに評価シートをお持ちの場合も、評価項目が柔軟に設定できるため、そのままシステム上に再現できます。

サイダスは、グローバル企業の組織強化につながる製品を目指し、引き続き機能開発を進めてまいります。製品に関するお問い合わせは、下記のURLよりお願いいたします。

ベトナム版「CYDAS」特設サイトからのお問い合わせ先
https://www.cydas.com/vn/mbo/#contact

日本語版サイトからのお問い合わせはこちら
https://pardot.cydas.com/pressrelease/contact/

※1 人材コンサルティング会社Anphabe社が実施したアンケート調査（参照：https://vietnamnews.vn/society/536372/employee-turnover-rate-reached-alarming-high-report.html#bG7KzlRoSooej5Yi.97）

CYDASでワークエンゲージメントを向上させる仕組み

CYDASは、日本語・英語・韓国語・ベトナム語に対応。機能を掛け合わせてサイクルを回すことで、一人ひとりのワークエンゲージメントを向上し、組織を強くします。

■ 期初の目標設定はやるべきことを明確に：「目標管理」

ワークエンゲージメントを高めるには、まず一人ひとりのキャリアビジョンや目標を明確にすることが重要です。CYDASは、「何を」「どのように」達成するのか、期待する効果は何か、などの項目が用意されているため、システムに沿っていくだけで具体的な目標立てができ、被評価者が主体的に業務に取り組みやすくなります。

また、項目を柔軟に設定できるため、自社の評価制度や承認ルートをそのまま再現可能。デフォルトの目標管理フォーマットもご用意しているため、容易に利用開始できます。

■ 新入社員のオンボーディング・スキルチェックには：「ファンダメンタルCDP」

新卒・中途に関わらず、現状のスキルチェックとキャリアビジョン・目標の実現に向けて「何が足りないか」を最初に明確にしておくことが大切。

「ファンダメンタルCDP」は、スキルチェックはもちろんのこと、いつ・何のスキルを習得していくか、具体的にスケジュールを組むことができるため、進捗状況を一目で確認でき、自主的なスキル習得を促せます。

■ 上司・部下の関係の質向上と目標達成の継続的なフォローを行うなら：「1on1 Talk」

定期的な1on1は、上司と部下の関係性の質を向上させ、ワークエンゲージメントを高める効果があります。さらに、目標の進捗状況を1on1で継続的に把握することで、適切なフォローを行い、部下の目標達成をサポートすることができます。

CYDASの1on1機能「1on1 Talk」は、過去の対話の記録が残せるのはもちろん、上司・部下それぞれが1on1に対する所感を記録することで、互いの認識のずれを防ぎ、1on1の質を上げるサポートができます。

さらに、個人・チームで掲げている目標(Goal)に対する進捗管理ができるから、OKRの運用にもご活用いただけます。

■ 360度評価で、多角的なフィードバックを：「360度評価」

目標管理だけでは、短期的な評価になってしまい、上司からの一方的な評価と捉えられがち。並行して360度評価を行い、多角的なフィードバックを行うことで、中長期的な人材育成を目指しましょう。

CYDASの360度評価は、自己評価と他者からの評価のギャップを確認でき、改善すべきポイントについて納得感を持つことができます。

適切なフィードバックは、個人の成長につながるだけでなく、ワークエンゲージメントを向上させる効果があります。管理職のマネジメント能力を向上させるためにも、部下からのフィードバックは重要です。

■ 評価フィードバックへの満足度を調査するには：「アンケート機能」

評価フィードバックの実施後は、被評価者に対してフィードバックへの理解度・納得度をアンケート調査し、より良い評価制度の構築や被評価者のフォローに活用。

CYDASのアンケート機能には、あらかじめテンプレートが設定されているため、カスタマイズするだけで簡単にアンケートを作成できます。

アンケート結果に対して1on1を実施し、フィードバックへの納得度を上げてから、次の目標へのチャレンジを促すことで、ワークエンゲージメントが自然と高まります。

サポート体制も充実。AI技術を組み込んだ機能開発で、人事部門のさらなる業務負担軽減を目指します

人事システムの導入や運用は、人事担当者の業務の負担を増大させることも。
ベトナム版CYDASは、専属の現地コンサルタントによるサポートも充実しており、海外拠点でもスムーズに稼働できます。

また、サイダスの製品は、AWS Serverless HERO として5000人規模のサーバーレス技術のコミュニティや、3000人規模のChatGPTコミュニティを率いるサイダス取締役CTO・吉田真吾の指揮のもと開発されており、万全のセキュリティ対策が施されています。

■ 吉田真吾よりコメント

私は、サイダスのCTOとしてエンジニアを活躍させてきただけでなく、AWSやサーバーレス、ChatGPTのコミュニティを立ち上げて、数万人のエンジニアの中からたくさんのヒーローを見つけて、より良いエンジニア人生への変革を支援してきました。

CYDASは、日本の多くのユーザーの厳しい品質基準をクリアし、たくさんの企業に利用していただいています。ベトナムには、ソフトウェアエンジニアをはじめとする情熱的で優秀な人材が多く、今後大きく成長する企業が必ず出てくると思っています。

ビジネスが大きく成長するときには、必ず人の問題、組織の成長上のきしみなど、多くの課題が発生します。一人ひとりが活発に働き、ヒトこそがビジネスのエンジンとなるためには、従業員が活発でなめらかに職場でのコミュニケーションを促進でき、適材適所に人材を配置し、目標管理や評価を実施していく必要がありますが、CYDASの機能性や、AIを活用したFAQチャット、タレントサーチは、業務効率改善に必ず役に立てると信じています。

今後CYDASは、AI機能による複数年にわたるパフォーマンスの追跡や、センチメント分析、文章作成の支援・要約機能や、相性や予算に合わせた人事異動のレコメンド機能など、本格的に製品にAIを活用していきます。すでにリリース済みのFAQチャットボット（ベトナム語にも対応）は大変好評をいただいています。

将来的には「CYDASがなければこの会社は成長しなかった」と言われるほどの重要なシステムになっていくべく、開発を進めてまいります。

CYDASは数々のアワードを受賞しています

CYDASは、SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」に寄せられた口コミを審査対象とした「BOXIL SaaS AWARD Spring 2023」(※2)のタレントマネジメントシステム部門にて、「使いやすさNo.1」の評価を得るなど、優れた操作性に定評があります。さらに、IT製品の比較・資料請求サイト「ITトレンド」の2023年上半期資料請求ランキングでは、タレントマネジメントシステム部門にて1位を獲得するなど、様々な業種の方に導入をご検討いただいております。

※2 「BOXIL SaaS AWARD」は、SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」を運営するスマートキャンプ株式会社が、優れたSaaSを審査、選考、表彰するイベントです。「BOXIL SaaS AWARD Spring 2023」は、2022年1月1日から2022年12月31日までの1年間に新たに投稿された口コミ約14,000件を審査対象としています。

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