Zoom繋ぎっぱなし!リモートでの新卒研修ってどんな感じ?
初めての試み、リモートでの新卒研修。
コロナの影響下、Zoomを用いてフルリモートで行われることになった新卒研修。これは、サイダスにとってもちろん初めての試みです。
今回は、新卒社員のみなさんと同じ新入社員としてサイダスに4月入社したブランド戦略部所属の郷田が、フルリモートでの新卒研修って実際どうなの?ってところをレポートします。
各地から研修に参加する新卒社員の皆さん
今年の新卒社員は6名。
東京、広島、沖縄と様々な場所から研修を受けています。
どういう感じでやってた?
研修に使用するツールは主にZoomとSlackの2つ。
研修は、Zoomの画面共有でスライドを共有しながら進んでいきます。
サイダスが会社として掲げている理念の共有から始まり、各種業務ツールの使い方、社会人としてのマナー、人事のお仕事内容やSaaSについての説明等、盛り沢山な内容。
研修の途中には、先輩社員がZoomを覗きにきてコメント欄を賑やかしていく?微笑ましい光景もありました。
座学だけでなく、Zoomのブレイクアウトルーム機能でチームに分かれて話し合った後、全体で発表、ディスカッションといったワークも取り入れつつ、インプットの日々。
リモートワークの準備できてた?
初めての社会人生活がフルリモートで始まることになった新卒社員の皆さん。
様々なツールを活用しながらの手探りの研修でしたが、どのくらいリモートワークの準備が整っていたのでしょうか?
いくつか質問してみました!
まずはリモートワークに必須のツールに関する質問から。
入社前にZoomを使ったことがありましたか?
入社前にSlackを使ったことがありましたか?
SlackもZoomも入社するまで馴染みのない人が多かったようですが、研修の中盤には皆さんすっかり使いこなしている様子でした!
サイダスでは、コロナ以前から沖縄オフィスと東京オフィス、その他全国各地で働く人々とオンラインツールを使って物理的距離を乗り越えながら仕事をしています。働き方もさらに多様になっていくだろうこのタイミングで、各種ツールの使い方をマスターできたのはとても良いことかもしれないですね。
リモート研修の難しいと感じた点、逆によかった点があれば教えてください
- コミュニケーションが取りづらい。
- 背中や腰への負担、肩こり
- 電気代も怖いです笑
- 通勤しない分、運動不足になりがち
- 満員電車のストレスが心配だったが、無くなった!
- コロナを避けることができる!
- 某銀行に新卒で就社した友達の話を聞き、研修ができないため即配属になったらしく、リモートワークができる環境の有難さを感じた。
確かに画面越しのコミュニケーションと、座りっぱなし、PC開きっぱなしによる身体的負荷はリモートワークの難しいところ。しかし、通勤がないこと、感染のリスクがないことはリラックスして働ける要因になっているのかなと思います。
続いて、研修全体に関する質問。
学生から社会人になって感じたギャップについて教えてください
- 月曜のための、土日休み。これがもっとも衝撃でした。
- 自分自身が就職活動時に思っていた人事のお仕事は、ほんの一部に過ぎなかったということです。
- 学生の時とは違う学びが多く、「え?もう金曜日?」と感じるほどあっという間に毎日が過ぎていきます。
新卒研修を通して学んだこと、気づいたことについて教えてください
- 自らの行動一つで、会社やお客様に至るまで損害や迷惑がかかる恐れがあることを再認識しました。
- 研修では、「なぜなのか」を突き詰める重要性を感じました。パワポを作るとき、目標設定をするとき、知識を詰め込むときなど常に「なぜ、なのために」を考え続けなければならない。すごくしんどいことだとは思いますが、問い続けることを途絶えないようにしたいです!
- 人事の方々の仕事に対するモチベーションや社員さんへの接し方など魅力的な部分が多くとてもやりがいを感じました。人事は畑仕事=土台作り+そこで育てるという言葉にやさしさを感じました。
- 社会人初めての研修は一生に一回しかないのでサイダスでできたことがよかったと思います。これからは素直さ誠実さを特に心に置いて頑張りたいです。
私もそうですが、日々目の前の課題や分からないことをクリアしていると、時間があっという間に過ぎていってしまいます。
数年後振り返ったとき初めて、「新卒の時、あんな感じだったなあ〜」って思い出したりするのかな。
それとも一生あっという間なんだろうか…
人事にも聞いてみた、フルリモートでの新卒研修どうだった?
フルリモートでの新卒研修は、新卒の皆さんだけでなく研修プログラムを組む人事にとっても初めての試み。
そこで、サイダス人事の酒井さんと山城さんにもリモートでの新卒研修について色々質問してみました。
いつフルリモートでの研修が決まりましたか?
酒井さん:
どうやって研修を実施するかは、社内でも二転三転しました。
今年の新卒社員の皆さんは、東京、沖縄、広島とバラバラな場所に住んでいたので、ひとまず東京に集めようとか、沖縄と東京それぞれのオフィスに集めた上で2拠点を繋ごう、とか色々と案が出た上で、フルリモートで実施することになりました。
それが、3月の中旬くらいなので本当にギリギリですね。
その時点で、例年だと1ヶ月以上続く研修を3週間に短縮することも決めました。
実際リモートで研修やってみてどうでした?
酒井さん:
研修の目的は、学生から社会人への意識チェンジに加えて、同期との絆を深めてもらうことにあります。
休み時間やちょっとしたタイミングで雑談してお互いのことを知ったり、悩んでることを相談しあったり、そういうのが生まれやすいのは対面の方かなと思います。
講師側としては、画面に向かってずっと話すのは疲れるなあ〜とか、ずっとZoomを繋いでいるからWi-Fiの使用量がすごいことになっちゃうとかもある…
と、ここまで言うとZoomでの研修をネガティブに感じているように見えるかもしれないんですが、全然そんなことはなくて。
回線が途切れてしまうんじゃないかとかグループディスカッションはできないんじゃないかといった事前に想定したトラブルに見舞われることなく、スムーズに研修を進めることができました。
でもそれは、今年の新卒のみなさんが自分の意見を臆さず言える人たちだからこそだと思っています。
大人しく見える人もよく発言する人も、他人の意見の良いところを肯定した上で自分の軸を持って主張できる…
そんな、新卒のみなさんの良いところはこれからの仕事にも生きてくると思います。
山城さん:
対面の方が効果のある研修は、確実にありますね。製品のデモを扱ってもらうことも難しくなりますし。
けれど、Zoomでの研修は対面での研修に比較して、眠くならずより集中して聞けている実感がある、という新卒の方の意見もありました。どちらの良さもあるのかもしれません。
私自身も入社即リモートの環境となったわけですが、Zoomの画面に、それぞれのお家の犬や猫、お子さんが登場する場面もあって、各々の生活感をふとした瞬間に感じられるのはリモートならではだなあと思います。お家のリラックスした環境で、充分に睡眠時間を確保しながら仕事ができることは、どうしても緊張しがちな入社直後の時期には良いのかも…
新たな働き方の時代
感染症の流行がもたらす新しい働き方やライフスタイルは、新卒の皆さんにとっても先輩社員にとっても同じように未知のことばかり。みんなで試行錯誤しつつフラットに意見を出し合いながら、明日が楽しみになる世界に近づいていけたらいいなあと思います。