NEWS

2024年9月5日

プレスリリース

サイダス入社2年目の竹下優也が、人的資本に関する情報開示ガイドライン「ISO 30414リードコンサルタント/アセッサー」認証資格を取得しました

人材データプラットフォーム「CYDAS(サイダス)」を提供する株式会社サイダス(本社:東京都港区、代表取締役:松田 晋、以下 サイダス)の社員である竹下優也が、人的資本に関する情報開示ガイドライン「ISO 30414リードコンサルタント/アセッサー」認証資格を取得したことをお知らせいたします。竹下は、新卒入社2年目での資格取得となり、企業の人的資本管理における専門的な知識と能力を証明したことになります。

ISO 30414の概要と重要性

「ISO 30414」とは、国際標準化機構(International Standard Organization)のマネジメントシステム規格の1つで、組織が自社の従業員に関する人的資本の情報について定量化し、分析し、開示するための国際的な指標として設けられたガイドラインです。

近年、企業の中長期的な成長には、物理的資産や財務データだけでなく、無形資産、その中でも特に人的資本(Human Capital)※1の適切な管理が必要不可欠であるという考え方が広まっています。この流れを受けて2018年に制定されたISO 30414は、企業が人的資本を戦略的に管理し、組織の状況と将来性を投資家やステークホルダーに対して伝えるための枠組みとして活用されています。ISO 30414に則った開示を行うことにより、投資家は投資先の成長力をより正確に評価できるようになり、企業はステークホルダーに対して透明性の高い情報提供を行うことが可能になります。また、経年で人的資本を管理・開示することで、自社の人事施策の有効性や改善点の把握に役立てることができる点で、経営者や人事部門にとってもISO 30414は注目されています。

※1:人材が持つ知識や能力、技術を資本としてみなす考え方のこと。

ISO 30414リードコンサルタント/アセッサー認証とは

ISO 30414リードコンサルタント/アセッサー認証とは、ISO 30414プロフェッショナル認定講座を受講のうえ、HCプロデュース社とHR Metrics社の認証を受けることで、個人として、自社を含む企業のコンサルティングや、ISO 30414認証取得に向けた審査に従事することができる資格です。今回の認証取得により、竹下は、人材データプラットフォーム「CYDAS」をご利用中のお客様を中心に、人的資本にまつわる専門的なサポートを提供できるようになります。

サイダスでは、カスタマーサクセス体制をさらに強化し、お客様の人的資本経営の実現に向けたサービス提供を目指してまいります。

■ 9/13(金)13時より、竹下登壇のセミナーを開催いたします

竹下 優也のインタビュー

株式会社サイダス カスタマーサクセス推進部 竹下 優也
2023年4月サイダスに新卒入社。営業、インサイドセールスを経験したのち、2023年10月より新たに発足したカスタマーサクセス推進部に異動し、お客様のタレントマネジメント推進のサポートを行っている。2024年、入社2年目にしてISO 30414リードコンサルタント/アセッサー認証を取得

■ プロフェッショナル認証取得のきっかけ

当社は、人材データプラットフォーム「CYDAS」に加え、ISO 30414や人的資本開示の項目に準拠したダッシュボードである「CYDAS NUDGE」を提供しております。

私は、2023年10月からカスタマーサクセスチームの立ち上げに携わり、タレントマネジメントシステムの運用支援だけでなく、人的資本経営の実現に向けて課題改善のための提案も行っております。企業が経営戦略を実現するためには、データに基づいた人事施策が不可欠です。より具体的で実践的な提案を行うため、ISO 30414リードコンサルタント/アセッサーの認証を取得しました。

■ 今後の目標

アメリカでは、ISO 30414に準拠した人的資本開示が義務付けられており、各企業が人事戦略に基づいたKPI設定と開示を行いながら透明性の高い施策を推進しています。今後、日本でも同様に人事情報の開示義務化がさらに進むことが予想され、企業における人的資本の管理と開示の重要性がより一層高まると考えられます。

サイダスは、タレントマネジメントの運用において独自のフレームワークを定義し、あらゆる人事データの収集や可視化まで一貫してサポートする仕組みを構築しています。今回の認証取得を機に、人的資本開示におけるソリューションの提供をさらに強化し、お客様の組織成長と企業価値の向上に貢献してまいります。